モードの都・ミラノ!
「500年かけて創られた大聖堂」


2002.2.12

ミラノ・ドゥオモ編

農業・工業・商業の三拍子揃った、ロンバルディア州の州都が、ミラノ

ミラノの街には、時代を先取りする洗練されたブランドショップが立ち並び、人の立居振舞いも、どことなくシャープ!
イタリア地方都市にはない、一種の緊張感があります!

その訳は、ひとつには、外国人観光客や地方から出てきたイタリア人など、いわゆる「外部の人々」が多いために、毎日新しい人間関係が派生してしまう事。
そのために、イタリア地方都市のような深い人間関係を作りにくくさせてしまう。

また、ゴシック様式の建物から発せられる、威圧的なオーラのようなものが、非自然な感覚を喚起させる。

このような理由から、独特の雰囲気とイメージを作り出しているように感じられるのです!
そんなミラノの街の中心にあるのが、ドゥオモ(Duomo)。
イタリア・ゴシック建築の最高傑作であり、世界最大のゴシック建築であるのです!


中世のイタリアの街は、カトリック教の大聖堂である、ドゥオモを中心にして発展してきました。 ドゥオモがあるということは、その土地が、カトリック化された証でもあるのでした。


1386年から着工され、約500年もの歳月をかけて造られたという、恐るべき建物!
白い大理石の外観は、見る者に、ため息を与えます!

そう考えると、アントニオ・ガウディーの「サグラダ・ファミリア」の工期も、納得がいきますよね!

ドゥオモの最上階に上ってみましょう!
[QuickTime (1.48MB)]

135本の尖塔が、天に向かって伸び、2245体の聖者像で飾られている。

中央にそびえ立つ、高さ108.5メートルの尖塔には、黄金のマリア像があり、ミラノの街を見守っている。
建物内部には、ステンドグラスや荘厳な装飾が施され、地下には、金銀細工の宝飾品が飾られている。



屋上へは、階段か、有料のエレベーター(7000リラ・約410円)を使って行くことが出来ます。

ミラノの街が一望できるので、是非上ってみて下さい!



それでは、向かって左側に連なるアーケード街、 ガレリアをご案内いたしましょう!

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