新しいヴェネツィアの旅!
「島々から訪れる水の都」


2001.11.01

ヴェネツィア編
北イタリア・ベネト州の州都である、ヴェネツィア。潟(ラグーナ)の上に、人工的に作られた海上都市。潟の中には、ムラノ島・トルチェロ島など、多くの島が散在する。この街は、堤防島とも呼ばれる、Lido(リド)島が防波堤の役割を果たしたことで、現在までその姿をとどめている。

117の小さな島々が集まって、ベネチアは形成されている。その間には、150を超える運河が巡り、その島々を結ぶ橋の数は、なんと400を数える。街の中心には、大運河(Canale Grande)が走り、両岸には、中世からバロック時代の華やかな貴族の邸宅などが立ち並ぶ。

ローマ帝国の支配が終わった後から、18世紀末のナポレオンの占領まで、およそ1000年もの間、ベネチアは、自由と独立を貫く共和国家を維持して来た。また、経済的にも文化的にも、西欧と東方(オリエント)を結ぶ重要な都市であった。その繁栄と、水の都の美しさから、「アドリア海の女王」と呼ばれ、常に、人々の憧れの場所であり続けている。





多くの日本人は、いきなり、ヴェネツィア本島に渡り、そこでの観光のみを楽しんでいるようです。(パックツアーだと、時間が制約されて、仕方ないのかもしれませんが…。)
しかし、そんなにいきなり、ケーキのいちばん美味しいところを食べてしまったら、一味違う、周りのスポンジが、なかなか楽しめなくなってしまいませんか?それだったら、訪れる街の数をちょっと減らして、もっと、じっくり、ゆっくり、ヴェネツィアを味わってみませんか?!
ここでは、イターリア.jpがお届けする、新しいヴェネツィアの旅をご紹介します!!